1: ロンメル銭湯兵 ★@\(^o^)/ 2014/09/24(水) 23:49:26.23 ID:???.net

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 サムスン電子の今年第3四半期(7-9月)の営業利益が4兆ウォン台に落ち込むという見方が相次いでいる。
ネガティブサプライズだった第2四半期(4-6月)よりも業績がさらに悪化するとの予測だ。サムスン証券は22日に発表した
リポートの中で、サムスン電子の第3四半期の営業利益を4兆7000億ウォン(約4910億円)と予想した。同日発表された
現代証券の予測値は4兆2000億ウォン(約4390億円)とさらに低い。

■四半期営業利益、4兆ウォン台に転落か

 1年前の状況とは好対照だ。サムスン電子は昨年第3四半期に過去最高となる10兆2000億ウォン(約1兆700億円)の
営業利益を上げた。しかし、今年に入ると、営業利益が四半期ごとに1兆-2兆ウォンのペースで減少。第3四半期に
営業利益が4兆ウォン台に落ち込めば、1年で利益が半減することになる。サムスン電子の営業利益が5兆ウォンを下回るのは
3年前の2011年第4四半期(4兆7000億ウォン)以来となる。今年第3四半期の業績速報値は来月7日に発表される予定だ。

 サムスン電子の業績が急激に悪化した原因は複合的だ。まず、利益の70%以上を占めるスマートフォン事業で、需要予測と
在庫管理に失敗したことが決定的だ。サムスン電子はギャラクシーS3の発売当時、世界的な人気で品薄状態になった。
このため、過去のモデルよりも高い販売目標を立て、あらかじめ大量生産した。しかし、ギャラクシーS4以降、販売台数の増加が
鈍ったにもかかわらず、これまでの戦略を固守したため、在庫が急激に膨らんだ。

 その上、サムスン電子は半年に1回のペースで戦略スマートフォンを発売し、その間に中低価格のスマートフォンも投入しており、
モデル交代の間隔が短かった。新製品が相次いで発売される中、旧型モデルが売れずに在庫が増えたことが「爆弾」となった。

 東部証券のアナリスト、ユ・ウィヒョン氏は「サムスンが在庫を減らすため、補助金などのマーケティング費用を増やした結果、
業績が急激に悪化した」と指摘した。

 中国・インド市場の不振も一因だ。サムスン電子は在庫解消に向け、中国・インド市場で旧型、中低価格のスマートフォンを
ばらまいた。しかし、中国の小米(シャオミ)、華為(ファーウェイ)、聯想(レノボ)、インドのマイクロマックスなど現地メーカーが品質的に
劣らない製品をサムスンよりはるかに安価で発売したため、競争で劣勢に立たされ、さらに在庫処分が難しくなった。

 サムスン証券のアナリスト、ファン・ミンソン氏は「アップルのiPhone6に対する消費者の予約注文状況を見ると、サムスンのスマートフォンは
もはや消費者にアピールできない」と分析した。サムスンは最近、コストがかかるマーケティングではなく、製品価格を下げる方向に転換したとされる。

>>2以降へ続く)

カン・ドンチョル記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2014/09/24 08:43
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/09/24/2014092400802.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/09/24/2014092400802_2.html


3: ロンメル銭湯兵 ★@\(^o^)/ 2014/09/24(水) 23:50:07.05 ID:???.net

>>1の続き)

■新事業の発掘急務

 サムスンには悪材料がさらにある。スマートフォン販売がピークだった当時建設したベトナム・イエンビンの携帯電話第2工場が今年から
操業を開始する。生産能力は年1億2000万台に達する。在庫処理に苦労している状況で、巨大な生産能力を持つ工場を
稼働させなければならない状況だ。こうした状況が続けば、工場の一部は遊休状態になりかねない。

 スマートフォンが不振となった状況でもそれなりに善戦していた生活家電・テレビ部門も下半期は不振が予想される。

 ブラジルで開かれたサッカーのワールドカップ(W杯)は、好材料どころかむしろ悪材料となりそうだ。テレビの買い換え需要が
上半期に集中したためだ。サムスン電子は今年初めから「経営非常事態」を宣言し、コスト削減、人員調整などを進めてきた。
しかし、今回の業績悪化は構造的な問題が結び付いたものであるため、対策はその場しのぎにすぎないと専門家は批判する。
サムスンには一日も早く、新たな収益源を見つけることが求められる。

 ソウル大のキム・サンフン教授(経営学)は「スマートフォンは今後、パソコン市場の同様の道を歩む」と述べた。部品さえあれば誰でも
作ることができる組み立て型パソコンのように、スマートフォンも組み合わせ品が大勢になるとの予測だ。キム教授は「2-3年前から
新たな産業分野に攻撃的に投資すべきだったが、スマートフォンの好調で危機感を覚えるのが遅かった。今からでもスマートフォンに
投じる費用を減らし、ヘルスケアなど新産業に攻撃的に参入すべきだ」と提言した。

 西江大のチョン・オクヒョン教授(電子工学)は「短期的には生産目標を現実的な線へと修正するとともに、マーケティング費用を
無理に投じて在庫処分を進めるのではなく、在庫を効率的に活用する方策を探るべきだ」と指摘した。

(おしまい)



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